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三田代表取締役)

※以下、役職略

お二人が学校や施設という団体組織で、どういった

地域福祉に取り組んでいるのか教えて下さい。

関口校長)

※以下、役職略

学校が地域の中で福祉活動に協力できるという意

味では、様々なボランティア活動を生徒は行ってい

ます。ボランティア部や絵本研究部、福祉教養科の

生徒が特別支援学校等にお伺いしたり、地域の行事

に吹奏楽部が演奏を行うなどの取り組みを行って

います。

三田)

学校として、学生が取り組みを行いやすい仕組みが

できているのですか?

関口)

全員が取り組みを

行っているわけで

はなく、部活動が自

主的にボランティ

アを行っている形

です。絵本研究部は

保育ルーム等の地域に出向いて読み聞かせを行っ

ています。

阿部副施設長)

※以下、役職略

秋桜として、何か地域で福祉活動が出来るか考える

と、地域の方たちと顔見知りになるために、僕らが

外に出て、認知症の方や障害者の方を覚えておき、

町会と連携を組みいざという時に対応できる体制

作りに取り組みました。

施設イベントも行い“知ってもらう”活動ですね。

「地元には秋桜があるよ」と認識してもらう活動を

してきました。

三田)

そういった取り組みは、学校も同じですよね?活動

を行うことで松戸向陽高校に行けば専門の学科が

あると浸透していくかと思います。

永春会では地域包括支援センターの運営もされて

いますが特養だけでは足りないな、というお考えか

らですか?

阿部)

秋桜がある“明第

2

西地区”は高齢者が

1

2000

3000

人位生活されています。特養として、地域高

齢者・障害者を支えようという思いも限界がありま

す。松戸市が「地域包括支援センターを広げ、学校

区域に増やします」と公募がかかった時には「これ

はやるべきだ」と手をあげ受託させていただきまし

た。

地域包括支援センターは相談機能が強く‘自助’‘共

助’‘公助’全ての役割を担っているので、その機

能を使ってサポートが必要な方を把握し、ワンスト

ップ窓口として機能していると思います。

三田)

地域包括支援センターが助けになっている方たち

は多くいると思います。その反面、まだまだ存在を

知らない方達もいらっしゃると思いますが?

関口)

やはり福祉と聞いても、実際はイメージができない

と思います。

本校が普通科でも福祉に取り組んでいるのは、福祉

を学び、その立場になったときや家族が必要になっ

た時に、どういう物が使えるか・どこに相談に行け

ばいいのか知る事が大事だと思っています。

その中に地域包括支援センターもあり、何でも相談

できる場所は地域住民にとっては大変いいことだ

と思います。

阿部)

地域包括支援センターの職員の悩みは「知らない人

が多い」所です。実際、私の母も知りません。「ど

こに行けばいいの?」と言っています。

学校にそういっ

た機関が入って

いるとして、「あ

そこに行けばい

いんだよ」となれ

ば分かりやすい

ですよね

関口)

専門学科はあるが「福祉教育=松戸向陽高校」まで

は至っていません。そういう面では、学校としても

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