

社会福祉法人 永春会 組織図
統括施設長
吉岡 俊一
最近になって、法人設立時から描いてきた理想がやっと
形になってきたと思うことがあります。
カラオケ大会や盆踊りのような町内会との連携も認知さ
れ、地域の方にも喜んでもらうことができました。また、地
域包括支援センターや保育園をはじめ、様々な福祉サービ
スの充実により、多くのメディアに取り上げられるようにもな
りました。今後も必要な方がいる限り、特養や保育園の整備
を進めたいと思っています。
また、新たに検討したい事業が2つあります。
1つは外国人雇用と空き家活用です。この先は外国人の力を借りなければ人材不足は補えません。そ
の際、一番の課題が「住居」です。職場近くの空き家を安く借りることで、外国人の金銭的負担を軽減
しながら働いてもらう。企業、外国人、大家、まさにwin×3 のモデルだと思います。
もう1つは、障害者施設と農業です。障害者の方に就農して頂き、それを助けるよう地域の元気な高
齢者と職員がサポートをする。そしてできたものを販売して、地域以外の方にも食べて頂く。今後、高齢
化のスピードが速くなり、障害者施設が不足している中で、住宅地と農地がバランス良く存在するこの地
域だからこそできるモデルだと思います。
現在、秋桜で運行しているシャトルバスが、10 年後には様々な方々を乗せて、施設、農場、駅、銀行、
病院、デパート等を回っている様子を想像すると、それだけで笑顔が溢れてきます。
次の10年を見据えて-
特別養護老人ホーム秋桜
開設10周年記念誌
発行者……社会福祉法人 永春会
〒271-0061 千葉県松戸市栄町西 3-1036-2 TEL:047-703-1275 FAX:047-703-1276
URL
:www.eishunkai.or.jp発行日……2016 年7月1日 印刷所……㈱ウィルコミュニケーションズ
理事会
総括施設長
法人本部
高齢者施設事業本部
高齢者在宅事業本部
保育事業本部
特別養護老人ホーム秋桜
秋桜ショートステイサービス
秋桜訪問看護ステーション
秋桜ケアサービス(居宅介護支援事業所)
明第 2 地域包括支援センター
こすもす保育園
特別座談会~福祉の未来を考える~
特別養護老人ホーム秋桜 10周年記念
千葉県で唯一福祉に関する専門学科を持つ県立松戸向陽高等学校、そして同市に所在する特別養護老
人ホーム秋桜。福祉の現場へ生徒を送り出す「産みの親」と、その人材を任され運営する「育ての親」
それぞれの視点から、地域における福祉介護を取り巻く課題や将来について語っていただいた。
それぞれの立場から考える、今必要な地域福祉とは
テーマ②
テーマ①
介護人材の明日を考える ~2025年に向けた介護人材確保へ~
関口 美栄子
氏(パネリスト)
・千葉県立松戸向陽高等学校 校長
・全国福祉高等学校長会 副理事長
・千葉県高等学校教育研究会福祉部会 会長
県内公立高等学校の教員として、健康教育や看護教育に携わってきた実績を持つ。
3年前に県内福祉教育の拠点校である県立松戸向陽高校に校長として着任し、現在
福祉教育に深く関わっている。国の社会情勢や、福祉を取り巻く状況を踏まえ、県内
及び全国における福祉教育の充実と地域との連携を強く感じ、「出来る事から取り組
める」体制作りに着手している。
阿部 桂
氏(パネリスト)
・社会福祉法人 永春会
高齢者施設事業部 特別養護老人ホーム秋桜 副施設長
高齢者在宅事業部 部長
・東京福祉専門学校ケアワーク学部 客員講師
16年前より高齢者福祉に携わり、支援を必要とする高齢者やその家族へのサポートに
深く関わってきた実績を持つ。10年前に特別養護老人ホーム秋桜の生活相談員へ着
任し介護支援専門員の実務を経て、特養副施設長として介護福祉士などの後継者育
成に努めながら、現在は在宅事業部長としても地域住民へのサポートを行っている。
三田 達也
氏(コーディネーター)
・株式会社 マザーライク 代表取締役
・まつど観光大使
2009年から介護事業に参入し、千葉県東葛地域を中心に高齢者住宅や介護保険事業
所を展開。現在はサービス付き高齢者向け住宅6棟、介護保険事業所12か所を運営
している。2016年の4月には松戸市小規模保育事業こすもすベビールームを開設す
るなど、新たな取り組みを行っている。
《座談会の内容は別冊をご覧ください》